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BMW X7とは

「X6」からX7と新しく上位に位置付けられ、BMWのBMWブランド初のフルサイズSUVとなります。フラッグシップであった「7シリーズ」を塗り替えるBMWの新しい歴史を作る車のポジションを担います。

BMWのXモデルの新たな頂点に位置付けられるフルサイズSUVになります。2017年9月のフランクフルトモーターショーでは、「BMWコンセプトX7iパフォーマンス」がお披露目されました。

その後、X7は、アメリカ サウスカロイナ州スパータンバーグにあるBMWの開発拠点で開発が進められ、ロサンゼルスモーターショー2018において、新型フラッグシップSUVの『X7』(BMW X7)を初公開しました。米国でのベース価格は、7万3900ドル(約835万円)と公表されています。英国向けは7人乗りとなり、エントリーレベルのX7 xドライブ30dの価格は、7万2155ポンド(1052万円)になります。
BMWX7のボディサイズは?

X7は、
・ボディサイズ 全長5151×全幅2000mm×全高1805mm
・ホイールベース3105mm
で、新型X5の全長4922mm×全幅2004mm×全高1745mmホイールベース2975mmに対して、X7は229mm長く、60mm背が高く、ホイールベースは130mm長くなっています。
BMWX7の動力性能は?

欧州仕様のエンジンは導入当初、ガソリン1機種、ディーゼル2機種があります。ガソリンは「xDrive40i」グレードで、直噴3.0リットル直列6気筒ガソリンターボエンジンは、最大出力340hp/5500~6500rpm、最大トルク45.9kgm/1500~5200rpmを発生

トランスミッションは8速ATの「ステップトロニック」、駆動方式は4WDの「xDrive」だ。xDrive40iグレードは車両重量が2320kgあるが、0~100km/h加速6.1秒、最高速245km/hのパフォーマンスを備えています。

X7の米国仕様には、トップグレードとして、欧州仕様にはない「xDrive50i」の設定があります。直噴4.4リットルV型8気筒ガソリンツインターボエンジンを搭載し、最大出力は456hp/5250~6000rpm、最大トルクは66.2kgm/1500~4750rpmを獲得。トランススミッションは8速ATの「ステップトロニック」、駆動方式は4WDの「xDrive」で、xDrive50iはおよそ2550kgの車両重量ですが、0~96km/h加速5.2秒の性能を備えています。
BMW X7のエクステリアは?

X7の外装は、ブランド最上級SUVらしい堂々のデザインが魅力です。フラッグシップとしての貫禄が溢れる縦方向に長く大きなキドニリーグリルの両面に細身のヘッドライトがつながるフロントマスクや水平方向を強調したラインや面が見て取れます。ルックスのインパクトは、アメ車にも劣りません。

とくにフロントグリルは大型で、BMWによると、グリルの大きさはBMW史上、最大という。ヘッドライトには、最新のLED技術が組み込まれます。「BMWレーザーライト」を装備した場合、照射距離は通常のLEDの2倍の600mとなります。
BMW X7のインテリアは?

X7のインテリアは大型ボディを生かして、3列シートを配置。2列目は独立した座席も用意されていて、この場合、乗車定員は6名となります。

シートは細いベースで車両の床に固定する方式なので、後席の乗員は、シートの下に足を入れてくつろぐことができます。パノラマルーフも採用され、開放的な空間を生み出します。

荷室容量は326リットルで、後席を折り畳めば、最大2120リットルに拡大します。
BMW X7の乗り心地は?

X7は優れたオフロード走行性を備えたモデルで、100mmを越えるホイールトラベルに加えて、オフロードモードではトラクション状態に応じて、前100、後100と自在に駆動配分を変化させることで、優れた悪路走破性を発揮します。
BMWインテリジェントパーソナルアシスタントを搭載

またX7には、「BMWインテリジェントパーソナルアシスタント」があります。ユーザーは運転中、「ハイ、BMW」と呼びかけることにより、世界23言語に対応する音声アシストが起動し、ユーザーが求めるさまざまな機能や情報に、安全にアクセスできます。
例えば運転中のドライバーに代わって、BMWインテリジェントパーソナルアシスタントが、音声認識によって車両のナビゲーションシステムや空調をコントロール。ドライバーが、「BMW、私は疲れている」と呼びかければ、ドライバーの眠気を覚ますために、音楽や空調を最適に調整してくれます。人工知能(AI)とオープンモビリティクラウドを活用することにより、BMWインテリジェントパーソナルアシスタントは性能を常に向上させられます。ソフトウェアは定期的に、無線によるアップグレードが受けることができます。