左ハンドル車はなぜダサいと思われるようになったのか?
物質権威主義の象徴も懐疑的な時代へ
昔は左ハンドルの四駆ならゴリゴリにモテました。80~90、いや2000年代は物質権威主義的時代だったので、いわゆる「外車に乗っている人はカッコイイ」という傾向が今よりも強かったとように思います。
助手席には常に女性がいるから困らない説
左ハンドル車に乗ってもダサくならない
左ハンドル車に乗る人は、人から慕われていて、常に(かなりの頻度で)助手席に人がいます。なので、右ハンドル車用に作られている駐車場の発券や支払いなどは逆に助手席にいる人との交流の機会となり、左ハンドル車の方がぜんぜんスマートになるわけです。
また、一般的に「左ハンドル車に乗っていてダサい」と思われる人は、左ハンドル車を自己主張するタイプだと思います。成金主義で承認欲求が溢れていて、車でマウンティングしようとしているわけです。
しかし、成金主義な左ハンドル車を持った人たちも、車を自慢するために、人と積極的に交流を取り、助手席に誰かがいることが多いものです。
遅いバスやトラックを追い越せない時にダサいと感じてしまう
大型車の追い越しは絶対キツいという変わらない事実
左ハンドル車は、左側通行の日本において、「死角ができやすい」という特徴があります。長い車、高い車の場合は、右車線の状態がさらに分かりづらくなり、追い越しができない状態になりやすいです。
前のバスやトラックがかなり遅いのに、追い越すことができない時、ちょっとした劣等感を感じるかもしれません。
しかしながら、前の車が遅いからと言って、別に気にすることなく、心の余裕を保った状態で運転できているのであれば、スマートです。権威主義型の人は、イライラするかもしれませんが、周りと調和を取ることを苦にせずに、左ハンドル車を余裕を持って楽しんでいるタイプは、大型車が前に居ても、まったく気にすることはないでしょう。
左ハンドル車には「マジックハンド」がある
左ハンドル車を持つ人には「神の手」となるマジックハンド
マジックハンドとは、掴み部分がある長い取っ手のことです。物を挟んだり掴むために作られた道具です。左ハンドル車の人は、マジックハンドを使って、乗車券を取ることができます。
さすがに支払いは難しいと思われるかもしれませんが、今や電子決済が可能な駐車場も多くなっています。マジックハンドを使ってスマホをかざして、決済完了をすることができます。
この作業を面倒と取るのか、それとも、こうした作業すらも精神的な負担とならずに楽しめると取るのか、その取り方で左ハンドル車がダサいかどうかの印象は変わっていくでしょう。
電子化によって、ますます左ハンドル車は使いやすくなる
決済周りは電子化によって、今後は車に乗っているだけで解決していくような社会になっていくでしょう。左ハンドル車は今後どんどん使いやすくなっていくと思います。
左ハンドル車はヤクザが乗るからダサい説
ヤクザが左ハンドル車に乗る理由
左ハンドル乗ってるだけで、社長かヤクザと思われるような時代は確かにありました。しかし、これには理由があります。実は、左ハンドル車は右ハンドル車よりも頑丈だからです。
ヤクザは自分の保身が重要な仕事の一つ。ヤクザとしての自分の能力を高めるために、左ハンドル車を選んでいたのです。
社長が愛娘にベンツを買い与える理由
ヤクザが左ハンドル車に乗る理由と同じで、頑丈だからです。人が車に乗ることは考えようによってはとても危険なことです。可愛い娘が危険な車に乗る、そう考えると、なるべく安全な車に乗せることを考えるでしょう。
社長は自身の購入体験により、ベンツが安全で良質であることを知っています。そして、娘に買ってあげる余裕もあります。だから、社長が愛娘にベンツを買い与えるのです。
芸能人:歩行者と会話しやすいから左ハンドル説
スマートなファンサができるから左ハンドル車カッコイイ説
歩道側に寄り添う左ハンドル車。ファンに見つかった際にそのまま窓を開けて、手を振ったり、握手をすることが可能です。あの明石家さんまさんが、ファンとの交流のために、左ハンドル車を選び続けているという説があります。
ファンのことを考えているというよりかは、左ハンドル車でファンとスマートに交流している自分のことが好きということかもしれません。
どちらにしても、ファンはとても喜ぶわけですし、自分の幸せが相手の幸せになるという幸せのスパイラルを引き起こしているわけですから、何もダサくはなく、むしろ、カッコイイですよね。
最後に:左ハンドル車ダサい2大論争
右ハンドルが選べるのに…
高級車で左ハンドルと右ハンドルが選べるものがあります。この際に、意見が大きく二つに分かれます。
「せっかくの高級車なのに右ハンドルとかの方が逆にダサい」
「高級車でせっかく右ハンドルが選べるのに左ハンドルとかマジでダサい」
完全に意見がぶつかっています。結局は、「周りを理解する」「自分の価値観を押し付けはしない」という心の広さ・余裕が根底にあるからこそ、その人のこだわりがダサくならずに、スマートになるのです。
それは高級車だけでなく、家、ファッション、時計、そして、生き方、すべてにおいて言えることなのです。