RENAULT(ルノー)のKANGOO(カングー)、車内快適性NO.1なオシャレフォルムカー

外車
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ビジネスユースにも頼もしくオシャレな実用車

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カングーは天井の高いボディによって広い室内を備え、なおかつ外観をオシャレに仕立てたフランス製ルノーのプチパン。ルノー車の中でも特に人気が高く、ユーザーが集まるカングージャンボリーといったイベントも開催されています。

全身は4280mmで適度な寸法に抑えられています。全幅は1830mmとワイドです。全高は1810mmと高く、国産車で言えば、ヴォクシー&ノアに近いです。後席のドアはスライド式で、ミニバンに近いボディ形状となります。

ボンネットと乗員の座席位置は、国産のミニバンに比べると、低く、ウインドウの面積が広げてあります。全高に対して、着座位置が低めになるので、頭上はタップリした空間があいます。前後席の天井にはオーバーヘッドコンソールが装着されています。

シートは2列で、前席はセパレートタイプ、後席はベンチタイプです。後席側は国産車と違って3名分にきっちりと区分されていて、ふたりで座ると中央に空間ができてしまいますが、3人で座ったり、チャイルドシートを装着するような方にはとても都合の良い面積です。

背の高いボディのおかげで、荷室は広くなり、リヤゲートは観音開きになっています。

エンジンは1.2リットルターボを掲載していて、動力性能は1.8リットルの自然吸気に匹敵します。車両重量は、1430~1450kgなので、ヴォクシー&ノアやセレナなどの国産ミニバンに比べると、100~200kgほど軽く、動力性能はとても良いと言えます。

機能は2列シートのプチバンというインターネット用で、国産車で言えば、フリードプラスやルーミー&タンクに近いですが、デザインがオシャレでかつ走行安定性も高いです。車内の広い実用的な車だからこそ、ルノーの個性や価値観がさらに際立っているピカイチな一台と言えます。

RENAULT(ルノー)のKANGOO(カングー)のインテリア

インテリアは商用車・実用車の印象ではなく、オシャレな印象が漂っています。車内の広さを生かして様々な収納スペースが設けられているのもうれしいです。

防塵フィルター付きのオートエアコンが標準装備され、こちらもスイッチは表示部のデザインが個性的で、オシャレ感がプラスされています。スピードメーターも大型で中央に配したシンプルなデザインがオシャレです。大きいので車両の状態が把握しやすいです。

RENAULT(ルノー)のKANGOO(カングー)の車内快適性

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前席はサイズに余裕があって、腰を包むような形状で座り心地はとてもよいです。クッション部の厚みが絶妙です。後席は、座面、背もたれともにクッション性がよく、自然な着座姿勢を維持できるので、座り心地はとても良いです。

RENAULT(ルノー)のKANGOO(カングー)の荷室

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開口部、荷室内部もスクエアでタイヤハウスの出っ張りなどのデッドスペースがほとんどありません。余裕の室内高や室内長を生かして、背の高い荷物や長尺な荷物をスムーズに運ぶことができます。

トノボードを使えば、荷室を上下に分割することもでき、かなり有難い収納スペースを確保できます。使わない時でもシート背面にすっきりと収納することができるので、使い勝手は抜群。前席の頭上にオーバーヘッドオンソール、後席には3連式オーバーヘッドボックスが備わり、収納は豊富です。

RENAULT(ルノー)のKANGOO(カングー)の乗り心地

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実用回転域の駆動力が高く運転がしやすいです。全幅がワイドなので、高速道路の直進安定性に優れていて、遠出の旅も快適。乗り心地は低速域では少し硬い印象がありますが、速度が高まると快適になります。

RENAULT(ルノー)のKANGOO(カングー)のオススメグレードはセダンEDC

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グレードはセダンのみで、6速ATとMTを選択することができます。車好きの方にとっては6速MTで運転の楽しさを際立たさせることもできますが、一般的にはATを選ぶと思います。実用的な快適装備は充実しています。

RENAULT(ルノー)のKANGOO(カングー)の購入検討のポイント

全高が1800mmを超えるので、取りまわし性については注意が必要です。車庫入れや縦列駐車を試しておくと良いでしょう。また、よく使う駐車場などの環境を把握したうえで、カングーの全高が与える影響を検討しておく必要があります。

ちなみにカングーは国産の背の高いミニバンに比べて、視線の位置が低いので、左側面の死角が抑えられていて、運転感覚が馴染みやすいのは強みです。カングーを乗車した際は、合わせて国産ミニバンも運転して、感覚の差を比べると、カングーの取りまわし性や安定性のメリットが分かるはずです。

1.2リットルのターボエンジンは、クラッチを使ったトランスミッションを組み合わせるので、変則のときの滑らかさを確認しましょう。登り坂に差し掛かってアクセルペダルを踏んで、ATがキックダウンした時の反応を見ておくと、ATの制御の仕方が理解できます。

自転車やレジャー用品など特定の荷物を積む必要がある方は、実際に試乗車に乗せてみるといったこともやってみると良いです。実際に乗せる際は、シートアレンジのしやすさを確認してカングーの実用性が自分にフィットするかチェックしましょう。