ALFA ROMEO(アルファロメオ)のヴィンテージ車、クラシックカーをご紹介!
ALFA ROMEO(アルファロメオ)は、戦前から高級スポーツメーカーとして知られ、モータースポーツでも名門のイタリアの自動車メーカーです。日本でも有名なフェラーリの創設者エンツォ・フェラーリは、かつではアルファロメオのレーシングドライバーでした。
アルファロメオと言えば、やっぱり、車に小さくオシャレに収まるエンブレムが特徴的ですよね。日本車だとエンブレムが大きく主張したものが多いイメージがありますが、アルファロメオのこのエンブレムのひょっこり感がとても上質なイメージを車全体に引き立てているように思います。
エンブレムは創業地であるミラノ市と、ミラノの名士であるヴィスコンティ家の紋章を組み合わせたものになります。
今回は、ALFA ROMEO(アルファロメオ)のヴィンテージでクラッシックな名車を6つご紹介していきたいと思います。
1、ALFA ROMEO GT1300 JUNIOR
現在も世界にファンを抱えるアルファロメオの傑作車
1962年から製造されたジュリア・スプリントGTを大ヒットさせたアルファロメオが、より若者向けの車として生産したのが1300ジュニアです。2基のツインチョーク・ウェバー付き1290ccエンジンを積み、最高速度は170km/hとアナウンスされていました。
当時のアルファロメオがどのような車作りをしていたのが分かり、デザイン、軽快な乗り味から傑作者として高く評価されています。
2、ALFA ROMEO SPIDER 2000 VELOCE
特徴的なデザインを持つオープン2シーターシリーズ
アルファロメオ・スパイダー2000・ヴェローチェは、1966年~1993年まで製造された息の長いモデルです。1969年までがシリーズ1、1970年からシリーズ2、1983年~1989年までがシリーズ3、1990年以降のモデルがシリーズ4になります。
2000スパイダーは、直線的なカムテールと呼ばれる美しいデザインが与えられたモデルで、2000スパイダー ヴェローチェは1971年に追加設定されました。モデル後期は日本への正規輸入も行われていました。
3、ALFA ROMEO GIULIA TI SUPER
501台しか生産されなかった希少なレーシングモデル
1963年にジュリアTIにとっての初の追加バリエーションとして生産されたのがジュリアTIスーパーです。ウインドウの一部をアクリル化するなどして大幅な軽量化が行われ、圧縮比率を高めたツインキャブレターを追加したエンジンはTIよりも20ps高めた112hpを誇ります。
外装はヘッドライトのデザイン性を高め、内装ではバケットタイプのシートなどが用意されていました。
1963年~1964年と生産期間が極めて短く、501台のみの生産となりました。
4、ALFA ROMEO S.Z(Sprint Zagato)
二度と登場しないと言われる珠玉の個性派デザイン
1989年にコンセプトカー「E-30」として発表され、同年にクーペを「Sprint Zagato」の略であるS.Z、オープンモデルを「Roadster Zagato」の略であるR.Zとして販売。
ES-30は、ザガートがデザインを担当しましたが、最終的にはフィアット・デザインセンターのものが採用されました。
駆動方式はFR、S.Z(Sprint Zagato)は1991年までの生産期間で非常に短く、希少価値が高い車になります。
5、ALFA ROMEO GIULIETTA SPRINT SPECIALE
数ある名シリーズの中でも一層人気の高い特別なモデル
アルファロメオ・ジュリエッタ・スプリント・スペチアーレは、スパイダー用であった短いシャーシーを使い、当時はベルトーネに在籍していたフランコ・スカリオーネが手掛けたアルファロメオの傑作車。その特徴であるボディデザインは見た目だけでなく、空気特性を考慮したもので、当時の最先端技術が採用され、最高速度は200km/hを誇りました。
1963年以降は、エンジンを1.6リットルに拡大するなど進化を続け、後にジュリアへとSSの名前を継承しました。
6、ALFA ROMEO GULIA 1600 SPRINT
アルファロメオを急成長させた世界的ヒットモデル
1954年のトリノショーで発表され、大成功モデルとなったジュリエッタシリーズ。ジュリエッタという名前は「小さなジュリア」という意味で、「ロミオとジュリエット」にかけて造られています。
ボディはベルリネッタ、ベルリーナ、スパイダーの3タイプが用意され、1958年を境にティーポ750と呼ばれる前期モデルとティーポ110と呼ばれる後期モデルに分かれます。
最後に:古きを温めて、新しきを知る、それが車の魅力
イタリアの自動車メーカーは、非常にデザインセンスを大切にしています。過去のヴィンテージ車、クラシックカーを眺めるだけでも、車の感性が磨かれていきます。ぜひ、今回の記事も参考にしてみて下さい。